子供っぽい英文が大人の英文に? 12分でわかる不定詞の3つの働きを徹底解説!

「不定詞って確か < to+動詞の原形 > ですよね。
そこまではなんとかわかるけど 使い方や働きは
覚えてません」という方も多いようです。
もう一度、基礎的な不定詞の働きを
おさらいしておくと・・・
不定詞とは
文中に < to + 動詞の原形 > を加えることで
一つの文に
より多くの情報を入れることができる
とても便利なものなんです。
不定詞を使った文にすると
文がこま切れでなく、より長くなるので
子供っぽい文が大人の文になるんですよ。
本日は 不定詞の3つの働きを
わかりやすく、徹底的に解説しますので
使えるようにして
大人の英語を身につけましょう。
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楽しく英語表現を習得しましょう!
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不定詞の3つの働き
不定詞って
何が不定なのか気になりますね。
そもそもなぜ不定というのか、
ということですが、
< 定 > があるから < 不定 > があるわけです。
では 何が < 定 > なのかというと
例えば be動詞は主語によって
am, is, are と形が決まりますね。
これが < 定 > なのです。
それに対して、< to + 動詞の原形 > のままで
主語によって定まらないということが
< 不定 > の考え方なのです。 簡単に言えば、
不定詞は 主語に左右されず、便利に
使えるということです。
また、< to > はもともと前置詞の < to > で
方向を表し、その方向に向かっている、
これからその動詞の行為をしようという
意味を持っているということも知っていると
理解しやすいですよ。
さて、その用法ですが 3つに分ける
ことができます。
-
名詞的用法(名詞的な使い方)
-
形容詞的用法(形容詞的な使い方)
-
副詞的用法(副詞的な使い方)
ここで 名詞、形容詞、副詞という品詞の
復習が必要になりますね。
名詞は
人や物の名前でしたね。
文の中では、主語、目的語、補語の
働きをしました。
形容詞は
名詞や代名詞を説明し、
副詞は
動詞、形容詞を説明することが
できたのを思い出してください。
~的というのは
それと同じような働きをする
ということなのです。
それでは
3つの用法を一つずつ
説明していきましょう。
名詞的用法
名詞的な使い方で、基本の訳し方は
「~すること」です。
I like tennis.
「私はテニスが好きです」
I like to play tennis.
「私はテニスをすることが好きです」
この二つの文の文型を見てみると
I like tennis. は S + V + O です。
I like to play tennis. も同じ文型で
like(V) の目的語(O) に当たるのが
不定詞の < to play > なので
この不定詞は 目的語として
名詞的な使い方をしていると
いうことになります。
次に主語として使われる例を見てみましょう。
Tennis is interesting.
「テニスはおもしろい」
To play tennis is interesting.
「テニスをすることはおもしろい」
上の文の < tennis > が主語であるのと同様に
下の文では < to play tennis > が主語の
働きをしていますね。
もう一つ、補語としての名詞的な使い方の
例です。
My hobby is tennis.
「私の趣味はテニスです」
My hobby is to play tennis.
「私の趣味はテニスをすることです」
補語の役割をしているのは
上の文では < tennis >
下の文では < to play tennis > ですね。
どの例も不定詞を使った文のほうが
伝えたいことをより詳しく伝えることが
できていますね。
形容詞的用法
形容詞的な使い方で 基本的な訳し方は
「~するための」「~するべき」です。
形容詞の働きをするので名詞を説明しますが
ちょっと違うのは 単独の形容詞が
名詞の前について後ろの名詞を説明するのに
対して、不定詞は名詞の後ろについて
すぐ前の名詞を説明します。
不定詞の場合は その不定詞だけではなく
そのあとにさらに説明する語句がつながることが
多く、説明される名詞との関係をわかりやすく
するためです。
I need something to read.
「私は何か読む(ための)ものが必要です」
I need something to read on the train to Tokyo.
「私は東京まで行く電車の中で読むものが必要です」
上の文では < something > を説明するのは
< to read > だけですが、下の文では
< to read on the train to Tokyo > 全部が
< something > を説明していますね。
これが単独で説明する形容詞のように
前についてしまったら < something >
と < read > の関係がわからなくなってしまいますね。
というわけで長くなってしまいましたが
不定詞の形容詞的な使い方は < to > のすぐ前に
説明する名詞が来るということを覚えておきましょう。
副詞的用法
副詞的な使い方で 基本的な訳し方は
「~するために」「~して」です。
He gets up early to play tennis.
「彼はテニスをするために早く起きます」
するために➡︎起きる、と < to play > は副詞の
働きをして動詞を説明していますね。
He is happy to play tennis.
「彼はテニスをして(テニスができて)嬉しい」
< to play > は 形容詞 < happy > の状態に
なった原因を説明しています。
以上が不定詞の3つの用法ですが
さらに発展した表現があります。
先の不定詞の3つの用法は
中学2年生の課程ですが、こちらは
中学3年生の課程になります。
余裕のある方は こちらも
知っておいて損はありませんよ。
よく使われる不定詞を使った表現
It is interesting (for him) to play tennis.
「(彼にとって)テニスをすることはおもしろい」
< It is ~ for (人)to + 動詞 > のパターンです。
To play tennis is interesting (for him). と
同じなのですが、主語が長くなると動詞との
間が離れすぎてわかりにくくなりので、
主語の < To play tennis > の代わりに
< It > を代理の主語にして < to play tennis > を
後ろに置いた文です。 この表現では
< for (人) > の部分はない場合もあります。
I want you to play tennis.
「私はあなたにテニスをしてほしい」
< I want (人) to + 動詞 > のパターンで
(人)に~してほしいというときに
使います。
I want to play tennis.
「私はテニスをしたい」
この文では、テニスをするのは
主語の <私> なのですが、want の後に
< you > が入ったことで テニスをするのは
< 私 > ではなく< you > になります。
私があなたにしてほしいこと、と
私がしたいこと、の違いです。
< how to + 動詞 > どう~するべきか(すればいいか)
~のしかた
< what to + 動詞 > 何を~するべきか(したらいいか)
< where to + 動詞 > どこへ(で)~するべきか(したらいいか)
< when to + 動詞 > いつ~するべきか(したらいいか)
この4つも使えると便利です。
ぜひ覚えましょう。
I know how to play tennis.
「私はテニスのしかたを知っています」
I don’t know what to do.
「私は何をするべきか(どうしたらいいか)わかりません。」
Tell me where to buy a ticket.
「どこで切符を買ったらいいか教えて下さい」
He knows when to go.
「彼はいついくべきか知っている」
最後にもう一つ。
不定詞は「これからしようとすること」を表し、
不定詞と一緒に使われることが多い動詞があります。
例えば、
I want to be a teacher in the future.
「私は将来先生になりたい」
I hope to pass the test.
「私はテストに合格したい」
I decided to study abroad.
「私は留学する決心をした」
のように 望んだり、決めたりするときに
使うことができます。
want, wish, hope, decide, plan, promise
などの動詞が不定詞とともに使われる動詞です。
まとめ
本日は不定詞の働き、使い方を
徹底解説しましたが、
いかがでしたか?
もう一度、まとめると
不定詞とは < to + 動詞の原形 > の形で、
名詞、形容詞、副詞の働きをするもの。
名詞的用法は 「~すること」
文の中で 主語、目的語、補語の役割を
します。
(主語) To play tennis is interesting.
「テニスをすることはおもしろい」
(目的語)I like to play tennis.
「私はテニスをすることが好きです」
(補語) My hobby is to play tennis.
「私の趣味はテニスをすることです」
形容詞的用法は 「~するための」
不定詞のすぐ前の名詞を説明します。
I need something to read.
「私には何か読むものが必要です」
He wants something to drink.
「彼はなにか飲み物がほしい」
副詞的用法は 「~するために」「~して」
不定詞が動詞や形容詞を説明します。
He gets up early to play tennis.
「彼はテニスをするために早く起きます」
He is happy to play tennis.
「彼はテニスをして(テニスができて)嬉しい」
よく使われる表現
< It is ~ for (人)to + 動詞 >
It is interesting (for him) to play tennis.
「(彼にとって)テニスをすることはおもしろい」
< I want (人) to + 動詞 >
I want you to play tennis.
「私はあなたにテニスをしてほしい」
< how to + 動詞 >
I know how to play tennis.
「私はテニスのしかたを知っています」
< what to + 動詞 >
I don’t know what to do.
「私はどうしたらいいかわかりません。」
< where to + 動詞 >
Tell me where to buy a ticket.
「どこで切符を買ったらいいか教えて下さい」
< when to + 動詞 >
He knows when to go.
「彼はいついくべきか知っている」
不定詞と一緒によく使われる動詞
hope ( 望む ) wish ( 願う ) want ( 欲する )
promise ( 約束する ) plan ( 計画する )
decide ( 決心する ) などこれからのことを
言いたいときに使う動詞と一緒に使われるん
でしたね。
いろいろ用語や、用法があって
面倒臭いと思われましたか。
用法の名前を覚えることが大切なわけでは
ないので、こういう働きの違いがあるんだ、
くらいの理解で構いません。
要は、使えることですから、例文の
真似をして、どんどん文を作って
言ったり、書いたりしてみましょう。
やりたいことリストを英語で作って
みるのはどうでしょう。
楽しみながら英作文ができますよ。
本日は 不定詞の3つの基本的な
働きを中心に 不定詞を徹底解説
しましたが、こちらの記事も
文法を理解するためにオススメです。
ぜひ併せてご覧ください。
■tooとenoughの違い
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