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子供っぽい英文が大人の英文に? 12分でわかる不定詞の3つの働きを徹底解説!

 2018/10/03 英文法
この記事は約 12 分で読めます。 3,984 Views

「不定詞って確か < to+動詞の原形 > ですよね。

そこまではなんとかわかるけど 使い方や働きは

覚えてません」という方も多いようです。

もう一度、基礎的な不定詞の働きを

おさらいしておくと・・・

 

不定詞とは 

文中に < to + 動詞の原形 > を加えることで

一つの文に 

より多くの情報を入れることができる

とても便利なものなんです。

 

不定詞を使った文にすると

文がこま切れでなく、より長くなるので

子供っぽい文が大人の文になるんですよ。

 

本日は 不定詞の3つの働きを

わかりやすく、徹底的に解説しますので

使えるようにして

大人の英語を身につけましょう。

 


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不定詞の3つの働き

不定詞って 

何が不定なのか気になりますね。

そもそもなぜ不定というのか、

ということですが、

< 定 > があるから < 不定 > があるわけです。

 

では 何が < 定 > なのかというと

例えば be動詞は主語によって 

am, is, are と形が決まりますね。

これが < 定 > なのです。 

 

それに対して、< to + 動詞の原形 > のままで

主語によって定まらないということが

< 不定 > の考え方なのです。 簡単に言えば、

不定詞は 主語に左右されず、便利に

使えるということです。

 

また、< to > はもともと前置詞の < to >

方向を表し、その方向に向かっている、

これからその動詞の行為をしようという

意味を持っているということも知っていると

理解しやすいですよ。

 

さて、その用法ですが 3つに分ける

ことができます。

  1. 名詞的用法(名詞的な使い方)

  2. 形容詞的用法(形容詞的な使い方)

  3. 副詞的用法(副詞的な使い方)

ここで 名詞、形容詞、副詞という品詞の

復習が必要になりますね。

 

名詞は 

人や物の名前でしたね。 

文の中では、主語、目的語、補語の

働きをしました。

 

形容詞は 

名詞や代名詞を説明し、

 

副詞は 

動詞、形容詞を説明することが

できたのを思い出してください。

 

~的というのは 

それと同じような働きをする

ということなのです。

 

それでは 

3つの用法を一つずつ

説明していきましょう。

>>>毎日3フレーズずつの英会話習慣<<<

名詞的用法

名詞的な使い方で、基本の訳し方は

「~すること」です。

I like tennis.

  「私はテニスが好きです」

I like to play tennis.

  「私はテニスをすることが好きです」

この二つの文の文型を見てみると 

I like tennis.  は S + V + O です。

I like to play tennis. も同じ文型で

like(V) の目的語(O) に当たるのが

不定詞の < to play > なので

この不定詞は 目的語として

名詞的な使い方をしていると

いうことになります。

次に主語として使われる例を見てみましょう。

Tennis is interesting.

  「テニスはおもしろい」

To play tennis is interesting.

   「テニスをすることはおもしろい」

上の文の < tennis > が主語であるのと同様に

下の文では < to play tennis > が主語の

働きをしていますね。

もう一つ、補語としての名詞的な使い方の

例です。

My hobby is tennis.

  「私の趣味はテニスです」

 

My hobby is to play tennis.

  「私の趣味はテニスをすることです」

補語の役割をしているのは

上の文では < tennis >

下の文では < to play tennis > ですね。

どの例も不定詞を使った文のほうが

伝えたいことをより詳しく伝えることが

できていますね。

>>>毎日3フレーズずつの英会話習慣<<<

 

形容詞的用法

形容詞的な使い方で 基本的な訳し方は

「~するための」「~するべき」です。  

形容詞の働きをするので名詞を説明しますが

ちょっと違うのは 単独の形容詞が

名詞の前について後ろの名詞を説明するのに

対して、不定詞は名詞の後ろについて

すぐ前の名詞を説明します。

不定詞の場合は その不定詞だけではなく

そのあとにさらに説明する語句がつながることが

多く、説明される名詞との関係をわかりやすく

するためです。

I need something to read.

  「私は何か読む(ための)ものが必要です」

 

I need something to read on the train to Tokyo.

  「私は東京まで行く電車の中で読むものが必要です」

上の文では < something > を説明するのは 

< to read > だけですが、下の文では

< to read on the train to Tokyo > 全部が

< something > を説明していますね。 

これが単独で説明する形容詞のように

前についてしまったら < something >

< read > の関係がわからなくなってしまいますね。

というわけで長くなってしまいましたが 

不定詞の形容詞的な使い方は < to > のすぐ前に

説明する名詞が来るということを覚えておきましょう。

>>>毎日3フレーズずつの英会話習慣<<<

 

 副詞的用法

      

副詞的な使い方で 基本的な訳し方は

「~するために」「~して」です。

He gets up early to play tennis.

「彼はテニスをするために早く起きます」

するために➡︎起きる、と < to play > は副詞の

働きをして動詞を説明していますね。 

He is happy to play tennis.

「彼はテニスをして(テニスができて)嬉しい」

< to play > は 形容詞 < happy > の状態に

なった原因を説明しています。

 

以上が不定詞の3つの用法ですが

さらに発展した表現があります。 

 

先の不定詞の3つの用法は

中学2年生の課程ですが、こちらは

中学3年生の課程になります。

余裕のある方は こちらも

知っておいて損はありませんよ。

>>>毎日3フレーズずつの英会話習慣<<<

 

よく使われる不定詞を使った表現

It is interesting (for him) to play tennis.

「(彼にとって)テニスをすることはおもしろい」

< It is ~ for (人)to + 動詞 > のパターンです。 

To play tennis is interesting (for him).

同じなのですが、主語が長くなると動詞との

間が離れすぎてわかりにくくなりので、

主語の < To play tennis > の代わりに

< It > を代理の主語にして < to play tennis >

後ろに置いた文です。 この表現では

< for (人) > の部分はない場合もあります。

I want you to play tennis.

「私はあなたにテニスをしてほしい」

 

< I want (人) to + 動詞 > のパターンで

(人)に~してほしいというときに

使います。 

I want to play tennis.

「私はテニスをしたい」

この文では、テニスをするのは 

主語の <私> なのですが、want の後に

< you > が入ったことで テニスをするのは 

< 私 > ではなく< you > になります。 

私があなたにしてほしいこと、と

私がしたいこと、の違いです。

< how to + 動詞 > どう~するべきか(すればいいか)

           ~のしかた

< what to + 動詞 >  何を~するべきか(したらいいか)

< where to + 動詞 >  どこへ(で)~するべきか(したらいいか)

< when to + 動詞 >   いつ~するべきか(したらいいか)

この4つも使えると便利です。

ぜひ覚えましょう。

 

I know how to play tennis.

「私はテニスのしかたを知っています」

I don’t know what to do.

「私は何をするべきか(どうしたらいいか)わかりません。」

Tell me where to buy a ticket.

「どこで切符を買ったらいいか教えて下さい」

He knows when to go.

 「彼はいついくべきか知っている」

   

最後にもう一つ。 

不定詞は「これからしようとすること」を表し、

不定詞と一緒に使われることが多い動詞があります。

例えば、

I  want to be a teacher in the future.

「私は将来先生になりたい」

I hope to pass the test.

「私はテストに合格したい」

I decided to study abroad.

  「私は留学する決心をした」

のように 望んだり、決めたりするときに

使うことができます。

want, wish, hope, decide, plan, promise

などの動詞が不定詞とともに使われる動詞です。

>>>毎日3フレーズずつの英会話習慣<<<

 

まとめ

本日は不定詞の働き、使い方を

徹底解説しましたが、

いかがでしたか?

 

もう一度、まとめると

不定詞とは < to + 動詞の原形 > の形で、

名詞、形容詞、副詞の働きをするもの。

 

名詞的用法は 「~すること」

文の中で 主語、目的語、補語の役割を

します。

(主語) To play tennis is interesting.

                  「テニスをすることはおもしろい」

(目的語)I like to play tennis.

      「私はテニスをすることが好きです」

(補語) My hobby is to play tennis.

      「私の趣味はテニスをすることです」

 

形容詞的用法は 「~するための」

不定詞のすぐ前の名詞を説明します。

 

I need something to read.

 「私には何か読むものが必要です」

He wants something to drink.

 「彼はなにか飲み物がほしい」

 

副詞的用法は 「~するために」「~して」

不定詞が動詞や形容詞を説明します。

He gets up early to play tennis.

「彼はテニスをするために早く起きます」

He is happy to play tennis.

「彼はテニスをして(テニスができて)嬉しい」

 

よく使われる表現

< It is ~ for (人)to + 動詞 >

It is interesting (for him) to play tennis.

「(彼にとって)テニスをすることはおもしろい」

< I want (人) to + 動詞 >

I want you to play tennis.

「私はあなたにテニスをしてほしい」

< how to + 動詞 > 

I know how to play tennis.

「私はテニスのしかたを知っています」

< what to + 動詞 > 

I don’t know what to do.

「私はどうしたらいいかわかりません。」

< where to + 動詞 > 

Tell me where to buy a ticket.

「どこで切符を買ったらいいか教えて下さい」

< when to + 動詞 > 

He knows when to go.

「彼はいついくべきか知っている」

 

不定詞と一緒によく使われる動詞

hope ( 望む ) wish ( 願う )     want ( 欲する ) 

promise ( 約束する )    plan ( 計画する )

decide ( 決心する )  などこれからのことを

言いたいときに使う動詞と一緒に使われるん

でしたね。

いろいろ用語や、用法があって

面倒臭いと思われましたか。

用法の名前を覚えることが大切なわけでは

ないので、こういう働きの違いがあるんだ、

くらいの理解で構いません。

 

要は、使えることですから、例文の

真似をして、どんどん文を作って

言ったり、書いたりしてみましょう。

やりたいことリストを英語で作って

みるのはどうでしょう。 

楽しみながら英作文ができますよ。

 

本日は 不定詞の3つの基本的な

働きを中心に 不定詞を徹底解説

しましたが、こちらの記事も

文法を理解するためにオススメです。

ぜひ併せてご覧ください。

 

■tooとenoughの違い

6つの英文で分かる“too”と”enough”の違い

 


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加藤 なおし

加藤 なおし

高校卒業後、「ユダヤ人たちに英語が上達する術を学びたい」
と思い立ち、ユダヤ人比率が高いニューヨーク州立大学に入学、
多くのユダヤ人教授や学生とともに学ぶ。
卒業後、経営コンサルティング会社勤務などを経て、
大手学習塾と英会話スクールで8年以上英語講師として活動。
その後独立して、動画を見ながらつぶやくだけで
英語が話せるようになるオンライン英語塾「加藤塾」を立ち上げる。
10歳から83歳の幅広い年齢層に対し、
英会話初心者でも短期間で英語が話せるようになる方法を伝えている。
語学を通じて世界を広げ、
なりたい自分を実現するためのお手伝いをしている

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