英語のスピーキングとリスニング、学習するのが難しいのはどっち?

普段こんな質問をよく受けます。
「スピーキングとリスニングどちらのが難しいですか?」
「んー」と必ず前置きをしながら、
「リスニングです」と答えています。
おそらく、
読者の方の多くは「そりゃ、スピーキングだろ!」
とおっしゃるかと思います。
ただ、長年英語を教えてきた経験からすると、
「リスニング」の方がず〜〜〜っと難しいです。
なぜそう言えるのでしょうか?
詳しく話しますね。
毎日たった3フレーズずつの英会話習慣
実践的な英会話フレーズを
3つずつ毎日練習して
楽しく英語表現を習得しましょう!
■■■このブログの最新更新情報を配信■■■
スポンサードサーチ
リスニングの方が難しい理由
1.会話の速度についていけない
まず、最初にリスニングが難しい理由として
「英語の速度」に慣れるのが難しいです。
確かに日本人向けに手加減されたリスニング教材や
TOEICのリスニングみたいにゆっくり話させる英語は
ある程度長期間練習を積んだら聞き取れるようになります。
それに、スピーキングは自分の話す速度を変えたら
自由に速度調整ができるのに対し、
リスニングは相手のスピードにこちらが合わせるしかありません。
かといって
Could you speak more slowly?
「もっとゆっくり話して頂けますか?」
と何度もお願いする訳には行かないですよね。
2. 話を理解するのに表現力を要する
次に表現力が挙げられます。
TOEICみたいな試験に出てくる英語は、
簡単な単語だけ使ってわかりやすく作られているので
短期間でも聞き取れるようになります。
ところが、ネイティブ同士の会話はどうでしょうか?
ネイティブスピーカー同士が興奮して早口になったり、
酔っ払ったりしているとそうも行かないですよね?
なぜかというと、教材のように均一の英語ではなく、
出身地によっては独特のアクセントがあったり、
方言やスラングが出てきたりと・・・
一筋縄では行きません。
ネイティブ同士の話を理解するのには、
ネイティブに負けないくらいの豊富な語彙力と
文化背景の知識がリスニングスキル以外にも必要になってきます。
これは短期間ではどうしようもないですよね?
なので、リスニングはある程度時間をかけてじっくりと
取り組む必要があるという訳なのです。
短期間で力がつくスピーキング
リスニングが長期戦に対して、
スピーキングは短期戦です。
なぜなら、スピーキングは
すでに知っている単語と文法を使い
英文を素早く作る練習をするだけ。
短期間に結果を出すために、まずは
既に知っている知識 => 使える知識
とより実践的な知識に変えていく作業をするのです。
日常会話に限って話をすれば、
英語を母語として話すネイティブでさえ、
私たちが中学で習うレベルの英文法で話しています。
(アメリカのあの大統領もそうですよね?)
なので私たち英語を母語としない人からしたら、
中学レベルの英文法を使えば完璧に通じます。
中学レベルの例文の音読を通じて
英文法を使える知識に変えましょう。
具体的には
日常会話にすぐに使えそうなフレーズを
1日に最低3個だけで構いません。
毎日声に出して練習しましょう。
毎日たった3フレーズずつの英会話習慣
実践的な英会話フレーズを
3つずつ毎日声に出して練習して
楽しく英語表現を習得しましょう!
■■■このブログの最新更新情報を配信■■■