喧嘩(けんか)や口論に関する8つの英語表現の意味とニュアンスを例文付きで解説

夫婦喧嘩、友人との言い争い、恋人との口論、
同僚とのちょっとしたいざこざなど、
日々喧嘩はつきものです。
海外ドラマや映画などをみていると
よく喧嘩に関するエピソードが出てくるので
表現をいくつか知っておくと、
字幕なしでリスニングをする際に
ニュアンスなどの理解に役に立つでしょう。
そこで、今回は「けんかした」「けんかを売る」など
「けんか」に関するシンプルな英語フレーズを12個ほど
ご紹介したいと思います。
「fightしか知らないよ」と言う人もぜひご覧ください。
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Contents
「~とけんかをする」を英語でいうと?
have a fight with~は
「~とけんかをする」という意味の英語フレーズです。
誰々と言いたい場合にwith~をつけるというイメージです。
ここでの“fight”は「けんか」「戦い」
という意味の名詞として使われており、
「口げんか」から「取っ組み合いのけんか」まで
比較的激しい争いのニュアンスがあります。
日本語でもボクシングの試合などを
「ファイト」と言うのでイメージしやすいですね。
(例文)
I had a big fight with him last night.
「昨日の夜、彼と大げんかしちゃった」
また、けんかが争いごとにまで
「発展してしまった」場合は
“get into a fight“を使うといいでしょう。
(例文)
Igot into a fight with my girlfriend.
「彼女とけんかしちゃった」
(別の例文)
Igot into a little fight with my parents about my school.
「学校の事で、両親とちょっとけんかしちゃった」
例えば、
海外ドラマや映画のラブストーリーに
次のフレーズがよく使われます。
男女の三角関係で
一人の男性(女性)をめぐって
バトルをくりひろげている場合は、
“fight over”を使って、こう言いましょう。
(例文)
The two girls are fighting over a boyfriend.
「その二人の女の子は、彼氏の取り合いをしている」
また、
どういう「けんか」だったか、
何について 、もめたのか
具体的な内容を言いたいときは、
“fight about” と言うと良いでしょう。
(例文)
We fought about who should do the dishes.
「(私たちは)誰がお皿を洗うべきかでけんかした」
「~と口げんかをする」と言いたいときの英語表現
「口げんか」をついしてしまった
という経験はありませんか?
女性は「口げんかなら負けない」
という人も多いでしょう。
そんな時に使う
have a quarrel with~は
「~と口げんかをする」
という意味の英語フレーズです。
ここでの“quarrel”は
「口げんか」「口論」
という意味の名詞として使われています。
“quarrel”の発音をカタカナで表すと
「クゥオーラァル」が一番近く、
日常の会話ではほとんど
「クゥオ(ル)」のように聞こえると思いますので、
難しいですが練習してみてください。
(例文)
Ihad a quarrel with my sister.
「僕は姉と口げんかをした」
(別の例文)
She had no intention to quarrel with him.
「彼女は彼とけんかをするつもりはなかった」
(別の例文)
I have never quarreled with my wife.
「妻とは一度もけんかをしたことがないんだ」
これとは別に
“argue”をつかって表現することもできます。
ただ、“argue”には、言い争いではなく
「議論する」というニュアンスから、
それが白熱して言い争っているニュアンスまで
表すことができます。
(例文)
I argued with my boyfriend over a trifle.
「つまらないことで彼氏と口げんかしちゃった」
argue with~は「~と口げんかをする」「~と言い争う」
という意味の英語フレーズです。
argue with~はビジネスシーンだと
切り返し前のフレーズとして使うこともあります。
(例文)
Ican’t argue with that.
「それはその通り」
(別の例文)
Ican’t argue with the current issue, but what about long term strategy?
「直近の課題についていうことはないですが、長期的な戦略はどうするんですか?」
つまらないことでと言いたい場合は?
「口げんか」をしてしまった言いたいとき
“trifle”をつけて説明する時も多いと思います。
“trifle”「つまらないこと」
「ささいなこと」という意味の名詞です。
他に「わずかのお金」
「はした金」という意味もあります。
(例文)
Don’t worry about trifles.
「小さなことを心配するな」
また、over a trifleで「つまらないことで」
という英語フレーズです。
このフレーズもよく使いますね。
(例文)
I argued with my boyfriend over a trifle.
「つまらないことで彼氏と口げんかしちゃった」
such a trifleだと「これしきのこと」とか
「それくらいのこと」と言えるので
これを使った例文も覚えましょう。
(例文)
He said he wanted to put an end to such a trifle.
「こんなつまらないことをやめにしたいと(彼は)言った」
職場で同僚と口論になってしまった場合は?
ビジネスシーンだと
「より良いものを顧客に提供したい」とか
妥協を許さない性格の人だと
つい職場で同僚と口論になってしまうこともあると思います。
そういうときはhave words with~を使いましょう。
このhave words with~は
「~と口論する」「~と言い争いをする」
という意味の英語のイディオムです。
(例文)
I had words with my colleague at work.
「職場で同僚と口論になってしまった」
(別の例文)
Michael had words with the principal over the new curriculum.
「マイケルは新しいカリキュラムをめぐって校長と口論しました」
「言葉」「話」という意味の“word”という
基本的な単語を使った
おもしろいイディオムですので、
ぜひ覚えてください。
「口論する」という意味の
イディオムの場合は、
必ず”words”と複数形になりますので
気をつけましょう。
「けんかを売っているの?」と言いたいときは?
少し高圧的な言い方をされたとき、
つい心の中で
「あの人、私にけんかを売っているのかしら?」
と思う事はありませんか?
そんな時に使えるフレーズがpick a fight with~
pick a fight with~は
「~にけんかを売る」「吹っかける」という意味の英語フレーズ。
映画やドラマに出てくる決め台詞なので
聞いたことがある人も多いかもしれませんね。
(例文)
Are you trying to pick a fight with me?
「私にけんかを売ろうとしているの?」
「けんかはやめて」と言いたいときは?
「けんかをやめて」と英語で言うと
“Please stop fighting”といいたくなりませんか?
でも、こういう時は“Break it up!”といいましょう。
“Break it up”は「けんかはやめて」
という意味の英語フレーズです。
けんかを止めるための強い命令表現でもあります。
“break”は動詞で「(継続しているものを)中断している」
という意味があり、
”up”は終結を表す強調語で
「完全に」、「すっかり」という意味があります。
(例文)
Break it up!
「けんかをやめて」
まとめ
みなさんどうでしたか?
ここまで「けんか」の英語表現を一緒に学習しました。
「~とけんかをする」といいたいときは、
have a fight with~というフレーズを使いましょう。
けんかが争いごとにまで
「発展してしまった」場合は、
get into ~を使うといいでしょうということでしたね。
「けんか」と言っても
つい「口げんか」になってしまう場合は、
「~と口げんかをする」
have a quarrel with~を使えばいいんでしたよね。
また“argue”には、言い争いではなく
議論するというニュアンスもあるので、
「ビジネスシーンにも使えますよ」ということでした。
切り返し前のフレーズは「何でしたか?」
“Ican’t argue with that.”でしたね。
そして、
「つまらないことを気にしないで」は英語で何といいましたか?
“Don’t worry about trifles.”と言えそうですか?
職場で同僚と口論になってしまった場合は、
have words with~を使って表現しました。
「けんかを売っているの?」と言いたいときは?
覚えていますか?
pick a fight with~は「~にけんかを売る」「吹っかける」
という意味の英語フレーズを使えば良いということでしたね。
最後に「けんかはやめて」と言いたいときは?
何でしたか?
“Break it up”でしたね。
しっかり復習をして
より英語の表現力を高めましょう。
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