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リスニング力アップのための英語のリンキング(リエゾン)3つのルール

 2018/10/19 発音・リスニング
この記事は約 9 分で読めます。 5,760 Views

「リンキングってなに?

そんなの習った?」と

首をかしげる人も少なくないと思います。

フランス語のリエゾンと言った方が

イメージしやすいかもしれません。

 

中学校の教科書で

このリンキングという

用語が使われるようになったのは

まだ最近のことです。

 

本日は 英会話力をアップするのに

役立つ「リンキング」を徹底解説して

いきます。

 

毎日たった3フレーズずつの英会話習慣

旬な英会話フレーズを3つずつ毎日練習して

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「リンキング」とは ?

「ウェブサイトとリンクする」って

言いますね。

このリンク < link > のing形が

リンキング < linking > なんです。

 

< link > の意味は「結合する」

< ing > がついて名詞化して「結合すること」

つまり、ある単語の最後の音とそれに続く

単語の最初の音を結合して発音すること

英語における「リンキング」というのです。

 

実は二つとも知っている単語なのに

単語と単語が繋がってまるで一つの単語の

ように聞こえるので、「知らない単語が出てきた、

意味がわからない」と思ってしまうんです。

 

そんなに難しいことを言ってるわけではないのに

ネイティブの英語が聞き取れない

大きな理由の一つのなのです。

 

ということは、

この「リンキング」をマスターすれば

今まで聞き取りにくかった

ネイティブの英語が聞き取りやすくなり、

自分で意識して使えるようにすれば

ネイティブの発音に近くなり、ネイティブに

自分の英語を理解してもらいやすくなるので

結果として英語力が伸びる、というわけです。

 

なんだかワクワクしてきませんか。

「えっ、でも難しそう。私にできるかしら?」

って思った方、心配は無用です。

 

知らないからできないだけ。

「リンキング」には決まり(ルール)があるので

それさえ知ってしまえば

あとは意識すれば必ずできるようになります。

実はすでにやっていることもあるので、

「なんだ、これのことだったのね」と思うことも

あると思います。

 

では、具体的にこのルールを

1つ1つ紐どいていきましょう。

 

リンキングの3種類のルール

1.子音+子音

2.子音+母音

3.母音+母音

大きく分けるとこの3種類になります。

ここで、そもそも「子音」「母音」は

何なのかがわかってないと始まりませんね。

 

簡単に言うと

母音は a, e,  i,  o,  u (日本語のアイウエオ)

子音は その他の音

なのですが、

リンキングは音のつながりなので

アルファベットは子音字でも

発音されなかったり、

母音の音で発音されることもあるので

 

あくまでも「音」に注目していきましょう。

(わかりやすいように近い音をカタカナで

表記しています。ご了承ください)

 

1.  子音+子音

子音で終わる単語と子音で始まる単語が

つながります。

< you > で始まる単語と

その前の単語の終わりの音がつながる場合が

多くすでに自然にできていると思われる

リンキングです

 

k+y

thank you:「センキュー」使ってますね

like you:「ライキュー」最後の < e > は発音されません

fuck you :  「ファッキュー」いい言葉ではありませんが

映画やドラマでよく聞きます

 

t+y

want you:「ウァンチュー」

get you:「ゲッチュー」

この二つもお馴染みですね

 

d+y

did you:「ディジュー」

would you:「ウッジュー」

need you:「ニージュー」

どれも聞いた事ありますね

 

p+y

hope you:「ホーピュー」

keep you:「キーピュー」

 

ch+y

touch you : 「タッチュー」

watch you:「ワッチュー」

 

sh+y

wish you : 「ウィッシュー」

rush you : 「ラッシュー」

 

f+y

if you:「イフュー」

 

v+y

believe you:「ビリーヴュー」

 

l+l

feel like : 「フィーライク」

 

この/l/+/l/ のように

/d/+/t/  /k/+/g/

/p/+/b/ /f/+/v/

など同じ口の形で発音する

音が続くと一つの音として

発音される例はたくさんあり、

この種類をリダクションと

区別している文法書もあります。

 

2.  子音+母音

子音で終わる単語と母音で始まる単語が

つながります

 

t+母音

get up : 「ゲタップ」「ゲラップ」

lot of : 「ラタヴ」「ラダヴ」

point out : 「ポインタウト」

スペルは < o >ですが音は

アに近いので

「タ」のように発音されます

 

d+母音

did it : 「ディディット」

made up : [メイダップ」

madeの < e > は発音されないので

最後の音は < d > の音

 

k+母音

take it : 「テイキット」

talk about : 「トーカバウト」

 

l+母音

tell us:「テラス」

fell on:「フェロン」

 

n+母音

none of : 「ナノヴ」

on a : 「オンナ」

 

r+母音

for a : 「フォーラ」「フォラ」

pair of : 「ペアロヴ」

 

3.   母音+母音

母音で終わる単語と

母音で始まる単語がつながります。

 

この時は単語の終わりの

母音の種類によって、つながる音が

< y > か < w > になります。

 

小さい「ヤ」「ィエ」や

「ワ」「ゥオ」のような

音が入るイメージです。

 

どちらかは音声的に口の形で決まり、

< a > < e > < i >のような

口が横に広がる母音の時は

< y > に、< o > < u > のような口が

丸まる母音の時は < w > になります。

 

stay on : 「スティヨン」

tie up : 「タイヤップ」

the end : 「ディイェンド」「ズィイェンド」

show up : 「ショーワップ」

go over : 「ゴーワウヴァ」

 

これらの音は

特にカタカナで表記するのは難しいので、

何度も早口で言ってみて

自然につながるのを体感していただけたら

と思います。

 

まとめ

本日は 英語力をアップさせるリンキングに

ついて、解説しましたがいかがでしたか。

 

もう一度、まとめますと、、、

 

「リンキング」とは 単語の終わりの音と

それに続く単語の始めの音が 繋がって

一つの単語のように発音されることで

大きく分けて3つのルールがあるんでしたね。

 

これには母音と子音の区別ができることが

必要でした。母音は 日本語のアイウエオに

当たるもので、子音はその他の音のことでした。

 

3種類のリンキングとは

1. 子音+子音

2. 子音+母音

3. 母音+母音

でしたね。

 

当たり前のように言っている

< thank you >「センキュー」や

< did you >「ディジュー」

< would you >「ウッジュー」なども

実は「子音+子音」のリンキングでした。

 

< get up > 「ゲタップ」や

< for a week >「フォーラウィーク」は

「子音+母音」のリンキングでした。

 

< the end > 「ズィイェンド」は

「母音+母音」の

リンキングでした。

 

どれもカタカナをただ読むだけでは

とても不自然な感じがすると思います。

 

ゆっくりの時には

リンキングは起きません。

そこだけ繋がっては

全体のリズムがおかしくなります。

 

リンキングは

ナチュラルなスピードで話すときに起こるので、

ゆっくりから徐々に早く言う練習をして、

自然につながる感じをつかんでいきましょう。

 

お店で「それ、買います」

というときの

I’ll take it.

「アイルテイキット」と自然に言えたら、

「この人英語できるんだ」と思われますよ。

 

本日は英語のリンキングについて説明しましたが

こちらも発音やリスニングを

上達させるのにオススメです。

フォニックスからはじめよう!発音だけじゃないフォニックス学習の効果

 

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ライター紹介 ライター一覧

加藤 なおし

加藤 なおし

高校卒業後、「ユダヤ人たちに英語が上達する術を学びたい」
と思い立ち、ユダヤ人比率が高いニューヨーク州立大学に入学、
多くのユダヤ人教授や学生とともに学ぶ。
卒業後、経営コンサルティング会社勤務などを経て、
大手学習塾と英会話スクールで8年以上英語講師として活動。
その後独立して、動画を見ながらつぶやくだけで
英語が話せるようになるオンライン英語塾「加藤塾」を立ち上げる。
10歳から83歳の幅広い年齢層に対し、
英会話初心者でも短期間で英語が話せるようになる方法を伝えている。
語学を通じて世界を広げ、
なりたい自分を実現するためのお手伝いをしている

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