【やり直し中学英語】驚きの新事実、英語の命令文は「命令」ではない?

「命令文」って英語の文法用語として
よく聞いてるので皆さん知ってますね。
でも「命令」というとなんだか注意されてる
ような、無理やりやらされるような
気がしませんか。
実は 英語の文法でいう『命令文』というのは
目の前にいる相手にして欲しいことを伝えたり、
聞かれたことを教えてあげたりするときに
使われる文のことなのです。
本日は 英語の命令文とそのニュアンスの
日本語との違いと作り方を分かりやすく
説明しようと思います。
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命令文の「ニュアンスの違い」を知ろう
英語の文法では
この種類の文を
imperative sentenceと言います。
imperativeには
「命令の」という意味も
もちろんありますが、
他にも「緊急の
ぜひともしなければならない、義務的な」
と言った意味もあります。
ですから英語の命令文は、
必ずしも日本語の「命令」の
ニュアンスで使われるのではないんです。
普通に「~してくれる?」という感じでも
英語では命令文でいいのです。
また、「~してください」とお願いするときに
私たち日本人はpleaseを使いがちですが、
これも日本語の「~してください」とは
少しニュアンスが違うようです。
あなたが両手に荷物を持っていて
ドアが開けられない時は、
Open the door, please.
「お願い、ドアを開けて」
とお願いして開けていただけばいいのですが、
道を聞かれて教えてあげるときに、
Turn the next corner, please.
「お願い、次の角を曲がってください」
と言うと、聞いた人は
「自分が行きたいところに行くのになぜお願いされるのだろう」
と変に思います。
ですから、pleaseはていねいに言うというより
お願いするときに使うと覚えておきましょう。
では、本当に命令したい時は
どう言ったら伝わるのでしょう。
同じ命令文を強い口調で言えば、
命令していることを伝えることができます。
Listen to me!
「(私の)言うことを聞きなさい」
どんな口調で言うのかはとても重要で
お願いのpleaseも言い方ひとつで
聞く人に違ったニュアンスで聞こえます。
Listen to me, pleeeeeeease.
「もうっ、お願いだから言うこと聞いてよ」
一生懸命に話してるのに、全然聞いてくれてない、
という時に使えますね。
また、justをつけると、
「ちょっと」とか
「~してくれさえすれば」
のようなニュアンスになります。
柔らかい口調で、
Just listen to me.
「私の言うことをただ聞いてくれさえすればいいの」
といえば、聞き手になってほしいとお願いする
感じが伝わって 相手に人はじっくり
聞いてくれるでしょう。
命令文を使うときは
ニュアンスを考えて
使い分けをするのがポイント。
命令文の作り方
英語の文には必ず主語がありますが、唯一
主語が省力されるのが命令文です。
目の前にいる「あなた」に伝えるので、
主語のyouは必要ないのです。
その結果、命令文は動詞が最初に来ます。
このとき、動詞は原型になります。
その1 肯定文
「~しなさい」「~してください」
You go to school.
を命令文にするには
youをとって、
Go to school.
「学校に行きなさい」
で問題はないのですが、
You are careful.
のようなbe動詞のある文を
命令文にするには、youをとってから
be動詞のareを原型のbeに戻すので
Be careful.
「気をつけてね」
となります。
また、
You are a good boy/girl.
は命令文にすると
Be a good boy/girl.
「いい子でね」
となり、子供を誰かに預けるときなどに使われます。
その2 否定文
「~しないでください」「~してはいけません」
否定文は肯定文の頭にdon’tをつけるだけです。
Don’t take pictures here.
「ここで写真を撮らないでください」
Don’t be afraid.
「心配しないで」
のようになります。
その3 その他の命令文
「~しましょう」
命令文の前にLet’sをつけた文も
命令文の一種と考えます。
相手に一緒にすることを提案する文ですね。
Let’s eat.
「さあ、食べましょう」
Let’s play this game.
「ゲームしようよ」
など簡単に作れますね。
このLet’sの文とほぼ同じ意味を表すのが
Shall we ~ ?の文です。
Let’sの文よりていねいな言い方です。
こちらは主語と動詞があり、
これからすることなので
未来を表す助動詞shallを
使った疑問文の形をしています。
「(一緒に)~しましょうか?」
とお誘いする感じです。
Shall we dance?
「踊りましょう」
でおなじみですね。
まとめ
本日は「命令文」について
説明いたしましたが、
いかがでしたでしょうか?
英語の「命令文」は
日本語の命令だけではなく、普通に
して欲しいことを伝えることもでき、
pleaseはていねいに「~してください」と
言うのではなく、「~してください」と
お願いをするときに使うのでしたね。
そして、
justを加えると 「ちょっと」とか
「~してさえくれればいいの」という
ニュアンスを伝えることができました。
同じ ”Listen to me” でも
付け加えるのもや口調で微妙な
ニュアンスを伝えることができるのでしたね。
命令文の作り方は
主語を省略して動詞を原型にし、
否定するときは
前に Don’t を
つければよかったですね。
「~しましょう」の Let’s の文も
命令文の仲間でした。
それをていねいに言うときは
Shall we ~? でしたね。
いかがでしたか。理解して
いただけたでしょうか。
本日は、「命令文」の英語と
日本語とのニュアンスの違いと
作り方をご紹介しましたが、
より中学英文法を復習するには
こちらもオススメです。
■ 4つの使役動詞have, make, let, getの使い分け
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