「大きい」は英語で?大きさを表すlarge、big、hugeなどの7つの単語のニュアンスの違いを例文で解説!

突然ですが問題です。
あなたが「大きな」決断をしなければ
ならなかった時の表現は
I had a large decision to make.
I had a big decision to make.
の2つのうちどちらでしょう?
正解は、そう、
下のbigの方ですね。
今回は頻出ですが、
曖昧なままになりがちな
「大きさ」を表す7つの表現の違いについて
ご紹介したいと思います。
曖昧さを解消したり、
バリエーションを増やすことで、
もっと英語に自信がつくと思いますので、
ぜひ参考にしてくださいね!
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Contents
large…物理的「大きさ」や「広さ」、数量や割合の「大きさ」
単純に目で見たものの大きさや広さを表します。
「自分の考えや思いは含まない」ということがポイントです。
AよりBが大きいと表すなら、
A is larger than B.です。
大阪の大きさ、つまり面積を知りたければ、
How large is Osaka?
洋服のサイズやファーストフード店の商品サイズなどは
S/small
M/medium
L/large
から選ぶことになりますね。
そして、例えば誰かを観光案内しているシチュエーションなどで、
This city has a large population of Buddhist.
「この街は仏教徒が多いですよ」
This city is the largest city in Japan.
「この街は日本で一番大きな都市なんです」
といった、数量や割合が大きいときもlargeを使います。
big…主観的、感情的な要素がプラスされる
さて、冒頭の問題にもあったbigですね。
これはlargeに、
「自分の考えや思い」をプラスしたもの、と捉えてください。
例えば、
This is a big problem.
「これは大問題だ!」の「大」は物理的に大きいのではなく、
重要だったり、深刻だという意味合いですね。
また、
What a big balloon it is!
「うわ、大きい風船!」
という場合の「大」も感情が込められているので、bigが使われます。
このように感情が込められているbigは有名な愛称にたくさんありますね。
例えば、
マクドナルドのBig Macや
イギリスの国会議事堂の大時計をBig Ben、
ニューヨークはBig Appleと呼ばれています。
また、お兄さんやお姉さんのことをmy big brother/sisterと表現したりと
「親しみ」が感じられますね。
さて、大阪の面積を尋ねるときは
How large is Osaka?
でしたが、
How big is Osaka?
はどのような意味になるでしょうか。
面積に加えて、その他の要素(政治・経済的昨日や人口など)も含んだ
大阪の大きさを訪ねていることになります。
ということは、例えば旅先などで
その土地の情報を含んだ大きさを聞きたいな~と思うときは、
bigを使うのが適切ですね!
huge…形やかさが巨大、さらに数量や割合が膨大
large とbigが誇張された表現という感覚で捉えてください。
例えば、
Her second book was a huge success.
「彼女の二作目は大成功だった」
I had a huge cup of chocolate ice cream last night.
「昨日の夜、特大でチョコアイス食べちゃった~」
なんだか「どでかい」感覚ですね。
enormous…形が異常に大きく、数量や割合が膨大
largeとbig が誇張された表現ですが、
norm「規準」から外れているというニュアンスを覚えておいてください。
ですので、「正常な範囲を超える」=「極悪な」「無法な」という意味を表すこともあります。
スケールの感覚を例文でお伝えすると、
The damage from the typhoon was enormous.
「その台風の被害は甚大だった」
He left his children an enormous fortune.
「彼は子供達に莫大な財産をのこした」
などの場合にピッタリな表現です。
vast…平面的な広さを表す
形やかさではなく、
「何も邪魔をするものがない」という広さが大きいことを表します。
例えば、
A vast plain extends beyond the river.
「川の向こうに広大な平野が広がっている」
などの表現にピッタリです。
その他に例えばvast public expense「膨大な公費」など、
hugeやenormousと同様に数量や割合が膨大なときにも使われます。
gigantic…同種のものと比べて並外れて大きいこと
giant「巨人」が語源と覚えれば、感覚として捉えやすいですね。
例文を見てみましょう。
It is a gigantic tumulus with the total length of 200m.
「これは全長約200mの巨大古墳です」
We are amazed at the gigantic wooden statues of Buddha.
「私たち、巨大な木製の仏像にすごく驚いたの」
immense…普通には計り知れない大きさ、数量や割合が膨大
measure「測定」やdimension「寸法」などが語源ですので、
計り知れない大きさをイメージしてくださいね。
例えば、宇宙!
the immense distances of outer space
「宇宙の限りない広がり」
そして、自然の力などもいいですね。
I am faced with nature’s immense power.
「私は自然の計り知れない力に直面する」
まとめ
「大きい」の表現を7つご紹介いたしましたが、
いかがでしたでしょうか?
もう一度整理すると、
largeは「物理的に大きい」。
それに「主観や感覚が加わった」のがbig。
hugeはlarge とbigの「誇張」。
vastは平面的広がりが特徴的な表現。
以下三つはhuge 同様にlargeとbigの誇張ですが、
語源などでニュアンスが若干異なる感じで、
enormous「規準から外れた」大きさ。
gigantic「巨人」が語源の大きい感じ。
immense「測定、寸法」が語源の計り知れない大きさを表現。
このように、同じ意味でたくさんの表現があるものを、
深く知ることで今後の楽しみも増えますね。
皆さんが次に出会う「大きい」はどれでしょうか。
その時にまたこの記事を思い出していただけると嬉しいです。
今回は「大きい」という意味の
7つの単語を扱いましたが、
こちらの記事で、
TOEIC頻出の意外な使い方をする7つの単語というのも
まとめています。もしよろしければ、ご参照ください。
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