苦手意識を克服!英語の「比較級」をマスターするたった6つのルール

英語の「比較級」と聞くと
なんとなく身構えてしまう。。。
あなたはそんなことはありませんか?
実際に、英語を教えていると
比較級に対して
苦手意識を持っていたり、
せっかく知識があっても
会話でどう取り入れたら良いかが
分からなかったり、
という方を多く見受けます。
ですが、実は比較級は
とってもシンプル!
今回は、知っておけば簡単に
比較級がマスターできてしまう
6つのルールについて
解説していきます。
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形容詞・副詞の「比較級」+than
英語の「比較級」を使うときの
最も基本的な形です。
短めの形容詞や副詞は
語尾を”er”に変化させることで
「比較級」の形にできます。
例えば、
「小さい」という形容詞
”small”は”smaller”と変化しますし、
「安い」という意味の
“cheap“は”cheaper”
となります。
Nancy can run faster than Bob.
(ナンシーはボブよりも早く走ることができる)
簡単ですね!
ですがここで一つ覚えていただきたい
注意点があります。
それは、単語の語尾によって
変化の方法が異なるということです。
語尾が”y”で終わっているものは、
その”y”を”i”に変えて”er”をつける
というルールがあります。
例えば、”pretty”(可愛い)という単語は
語尾のyをiに変えて、”er“をつけるので
“prettier”となります。
また、語尾が短母音+子音
で終わっているものは、
その子音をもう1つ重ねてから”er”をつけます。
例えば、”big”(大きい)だと
語尾の子音である”g”を重ねて
“bigger”となります。
My bag is heavier than yours.
(私の鞄はあなたの鞄よりも重たい)
more 形容詞・副詞+than
次に長めの形容詞や副詞を
比較級にするときの使い方を
説明します。
ここで言う「長めの形容詞や副詞」
というのは基本的には
3音節以上の単語を指します。
”important”(im-por-tant)や
”difficult”(dif-fi-cult)などですね。
この場合は、言葉の形自体は
変化させず、
単語の前に”more”をつけて
「比較級」にします。
例えば、”important(重要な)”なら
”more important”,
“convenient”(便利な)なら
”more convenient”です。
The cake that you made was more delicious than I made.
(あなたの作ったケーキの方が私が作ったものよりも美味しい)
ここで、文中に出てくる
”than”の役割に
ついてもお話しておきましょう。
“than”の役割は「接続詞」です。
接続詞のあとには「名詞」または
SV構文つまり、「主語+動詞の文」がきます。
なので「彼は私より背が高い」
という例文でいうと
”He is taller than I’m tall.”
が本来の形です。
ですが、一度出てきた
SV(主語、動詞)については
省略することができる為
一般的には
”He is taller than I.”
と省略して使われています。
不規則な比較級
今度は、これまで紹介した
“er”や”more”を使う場合の
どちらにも
当てはまらい形容詞・副詞について
説明しますね。
比較級には
不規則に変化する単語があります。
代表的な例でいうと
「上手に」を表す英語
”well”は”weller”や“more good”ではなく
“better”となります。
これには特別な法則は
ありませんので
覚えてしまうのが良いでしょう。
その他の例は以下の通りです。
many(たくさんの) – more
much(たくさんの) – more
little(少しの) – less
bad(悪い) – worse
I can sing a song better than my mother.
(私は母より上手に歌うことができる)
差を表す語句+比較級
何かを比較する時には
「どれくらい差があるのか」
も伝えるとより分かりやすい表現に
なりますよね。
「その差が大きい」という場合には
比較級の前に“much”や”far”という
単語を入れて
「はるかに〜だ」ということができます。
強調を表す時によく使われる”very”(とても)
は比較級の前にはつかないので
注意しましょう。
I think my sister is much more creative than me.
(妹は彼よりも、はるかに創造力がある)
This picture is far better than that one.
(この写真はあの写真よりもずっといい)
逆に「差がわずか」ということを
表現するときには”a little”を使います。
そんなに差はないけど、
比べるとこうだよ、
という時に便利な表現ですね。
He is a little shorter than me.
(彼は私よりも少しだけ背が低い。)
強調する語句+比較級
ある一定のレベルに達している
もの同士を比べて
「ただでさえ〜だが更に上をいっている」
という時に使える表現です。
「さらに」という強調をするときには
”even”+比較級で表すことができます。
例えば、高級なグラス2つを比べて、
「こちらのグラスは更に高級だ」
という時には
”This glass is even more expensive than that one.”
です。
また、“even”の代わりに
”still”を使うこともできます。
“still”は直訳では「まだ」や「今もなお」
という意味になりますが、
比較の文で使われるときには
”even”と同じく「さらに」
というニュアンスになります。
This book is still more difficult than that.
(この本はあれより更に難しい)
数を表す語句+比較級
比較する際に
具体的な数字を使って
差を表す時の表現です。
「〜個多い」や「〜メートル高い」など
数字とそれぞれの単位を表す
単語を比較級の前に置いて
表現します。
例えば、「10センチ背が高い」
と言いたい時には
”10 centimeters taller than〜”
です。
He got up two hours earlier than I did yesterday.
(彼は昨日僕より2時間早く起きた)
数と単位、「比較級」の
組み合わせによって
応用できる表現なので
覚えておくと便利です。
同様に、「〜倍大きい」など
差を「〜倍」という表現で
比較する時には
”times”を使って
”〜times”+比較級
で表すことができます。
例えば、3倍なら“3times”
4倍なら”4 times”となりますが
「2倍」の時だけ”twice”
という言い方をしますので
覚えておきましょう。
This house is twice larger than that house.
(この家はあの家より2倍大きい)
まとめ
いかがでしたか?
前半の3つのルールは
比較級の基本の部分です。
一度に理解するのが大変だと
感じた方は
まずは基本をおさえてから
後半の応用を練習していくと
良いでしょう。
是非これをきっかけに
比較級を使いこなしてくださいね。
毎日たった3フレーズずつの英会話習慣
旬な英会話フレーズを3つずつ毎日練習して
楽しく英語表現を習得しましょう!