英語の助動詞とは?18分で理解する9つの助動詞の使い方を例文付きでマスター!

『助動詞』とは
動詞の前に置き
「動詞の働き助ける語」のことです。
その名のとおりですね。
文法の授業で習った覚えはあるものの
使い方がイマイチわからない
というかたは多いのではないでしょうか?
実は
助動詞を使いこなすのは意外と簡単で
基本的な使い方を押さえるだけで
英語の表現の幅がぐんと広がり
細かなニュアンスを伝えることができるようになるんです。
これは勉強しない手はありませんね。
今回はぜひみなさんに
英語の助動詞の使い方をマスターして
英会話に役立てて頂きたいと思います!
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can
~できる
みなさんもよくご存知の通り、
助動詞の“can”には「~できる」という意味があります。
出来ることや得意なことなど「~する能力がある」
というニュアンスで
主体的な表現として使われます。
【例文】
She can speak English very well.
(彼女は英語をとても上手に話せます)
一方、「~できない」
つまり「~する能力がない」という
ニュアンスのときは
否定形の“cannot” 、
短縮して“can’t”となります。
【例文】
Mike can’t play the guitar.
(マイクはギターが弾けない)
~かもしれない(可能性)
2つ目に「~かもしれない」
という意味の
使いかたがあります。
これはまだ起きていないことに対して
「~する可能性がある」という
含みを持たせる表現です。
例を見ていきましょう。
He can win this game.
(彼はこの試合に勝てる)
これは「彼が試合に勝つ」という
可能性の一つを表現しているんですね。
その他には
「まだ分からないけど、その可能性もあるね」とか
「そういうこともあるよね」という
あいまいなニュアンスも“can”を使って
表現することができます。
could
「助動詞」の”could”というと
「”can”の過去形としての役割」があることは
みなさんご存知かと思います。
他にも“could”には
「丁寧な表現や遠回しなニュアンスを出す役割」
があります。
~する能力があった
能力を表す“can”の過去形としての役割の一つです。
「過去にそれをする能力があった」
という意味合いがあります。
例えば
Nancy could swim 50 meters in 50 seconds when he was a child.
(ナンシーは子供の頃50メートルを50秒で泳ぐことができた)
というように「過去に50メートルを50秒で泳ぐ能力があった」
という意味で使います。
~できる可能性はあった
今度は過去の可能性を表す
”can”の過去形としての役割をみてみましょう。
You could study English more but you didn’t.
(君はもっと英語を勉強できたがやらなかった)
ここでは「やらなかった」という事実がある点に
注意しましょう。
この場合は「もっと勉強できる可能性はあった」と
過去の可能性を表しています。
始めに書いたように、この”could”には
「丁寧・遠回しなニュアンスを出す」という別の役割があります。
その場合は過去のニュアンスは含まない
という点に注意しましょう。
文脈から「過去の話」であることが明らかなときは別として、
どちらの”could”の意味で使っているのか分からない場合には、
過去を表す英語の言葉や文を付け加える必要があります。
~かもしれない(低い可能性)
遠回しに可能性を伝える英語表現です。
「今の時点で言える可能性はあるが、起こる可能性は低い」
という場合には“could”を使うことができます。
使い分けとしては、
”can”や他の助動詞が示す可能性の度合いよりも
“could”がものすごく低い
ということを押さえておくとよいでしょう。
You could study English more.
(君はもっと英語を勉強できるかもね)
これを言う人は「もっと勉強する」
という可能性はだいぶ低いです。
ちょっと皮肉ですよね?(笑)
~していただけませんか?
依頼の意味で使う“Can you~?”よりも
より丁寧な表現として“could”を使うことが出来ます。
「それをやるのは状況的に可能でしょうか?」
というニュアンスが込められているんですね。
【例文】
Could you tell me your phone number?
(電話番号を教えていただけませんか?)
それくらいできる気持ちでいるよ(大げさな表現)
「実際は無理だけど、でもそれくらいの心構えだ」
という意味合いを込めて
大げさな表現をしたいときにも
“could”を使うことができます。
例えば、
フランスがとても気に入って
何度でも訪れたい!
という気持ちで
I could visit France one hundred times!
(フランスに100回はいけるよ)
と表現することができます。
may
~してもよい(許可)
「許可」を出すときに”may”を使うことがありますが
これは“can”とは若干ニュアンスが違います。
“may”は”can”よりも「上から目線」の度合いが強いです。
なので、“may”を使って許可をするときは
上下関係が明確な場合に限る
ということを覚えておきましょう。
つまり、「上司と部下」
とか「教師と生徒」、「王様と家来」
のような関係ですね。
【例文】
You may sit down.
(座ってよろしい)
目上の人に許可を求める場合など
自分が明らかに下の立場や、
自分を下の立場に置いて
「許可」を求めるときには“May I ~?”を使います。
May I sit down?
(座ってもよろしいでしょうか?)
この場合「許可」を求められた側の答え方として
“Yes, you may.”とか“N0, you may not.”
という答え方があります。
これらは文法としては正しいのですが
かなり上から目線なニュアンスがあるので
お薦めはしません。
もし自分の立場が上であっても
相手のイメージが悪くなってしまうので
“Sure.”や“Of course.”などと答えるのがよいでしょう。
~してはいけません(禁止)
“may”の否定形“may not”には
「禁止」の意味があります。
公共の場やルールや権威のある場所での規則に関して
伝えるときに使います。
You may not use your cell phone here.
(ここで携帯電話を使ってはいけません。)
かもしれない(可能性)
“may”には”can”同様
「可能性」の意味もあります。
この二つの使い分けとしては
can が “理論上の可能性” や“一般論”を表すのに対し
mayは現実の可能性を表している
ということを意識するとよいでしょう。
【例文】
I may come back here later.
(あとで戻ってくるかもしれない)
“may”は可能性としては
50パーセントくらいを表します。
例文の場合
「後で戻ってくるかもしれないし、戻らないかもしれない」
という感じですね。
might
“might”と聞くと
「”may”の過去形」だと思っている方も
多いかもしれません。
実は”might”には別の役割があります。
~かもしれない(可能性)
「~かもしれない」という現時点での
「可能性」を
表すときに使います。
つまり、過去の意味合いはありません。
では“may”と“might”にはどのような違いがあるのでしょうか?
それは「可能性」の度合いにあります。
“may”は50パーセントくらいだと言われていますが
”might”は30パーセントくらいだと言われています。
ですが、最近では
あまり差を意識せずに使われることも多いので
そこまで厳密に使い分ける必要はありません。
【例文】
He might be lose the game.
(彼は試合に負けるかもしれない)
「可能性は低いけど、負けるかもしれない」
という意味で“might”を
使っています。
will



~する(決定)
「その場で決めた未来」を表すときには
“will”を使います。
前々から計画していたのではなく
誰かと話をしていて「じゃあ、そうしよう」と
その場で何かをしようという場合ですね。
【例文】
I will go drinking.
(飲みに行こう)
前もって飲みに行く予定があったのではなく、
その場のノリで決めていく感じですね。
~しよう!(強い意思)
“will”には「絶対に~するぞ」という意志を表現する
使い方もあります。
ただし、これは特に準備が進んでいる
という意味ではなく
「~するんだ!」という強い意志があることを
伝える表現です。
【例文】
I will get married to her!
(絶対に彼女と結婚するぞ!)
実際に彼女と結婚するかは別として
今「彼女と結婚したい」という
強い気持ちがあることは
伝わってきますよね。
あくまで「今の時点での意思」ということを
押さえておくとよいでしょう。
~だろう(予想)
未来のことに対し「そうなるだろう!」
と「予想」するときにも”will”が使われます。
この場合のニュアンスとしては、
「特に明確な理由や根拠はないけれどそうなるだろう」
と自分の中で思っている感じです。
【例文】
She will succeed.
(彼女は成功するだろう)
would
“would”は”will”の過去形だということは
みなさん知っていると思います。
実は“would”には「過去」のニュアンスとは
別の使い方もあります。
順にみていきましょう。
~するつもりだった(過去の意思)
過去のある時点で「~するつもりだった」
という意思を表す場合の表現です。
【例題】
He said he would give you the letter.
(彼は君に手紙を渡すつもりだったと言っていたよ)
今の気持ちは分からないけれど
「過去の時点ではそういう意思があったよ」
というニュアンスですね。
~していた(過去の習慣)
この場合も「過去」を表します。
ただし、これまで紹介した「決定」「意思」「予想」を
過去形にしているわけではないので注意しましょう。
過去に習慣にしていたこと(よくやっていたこと)を
表現するときの使い方ですね。
【例文】
I would go to the park with my friends when I was a child.
(私は子供の頃、友達とよくその公園へ行っていた)
過去の習慣を表す英語としては他にも
“used to”がありますね。
この二つの違いは何でしょうか?
“used to”は
「長い期間、常に行われていた過去の習慣(毎日とか毎週)」を表します。
それに対しこの場合の“would”は
「短い時間(ある一定の期間)に飛び飛びで行われていた過去の習慣」
を表しているんですね。
ここまでは「過去」に関わる”would”の使い方を紹介してきましたが
違いは理解して頂けましたか?
これらの使い方をするときには
話の流れから過去の話だと分かるとき以外は
「過去を示す言葉や表現」を付け加える必要がある
という点に注意しましょう。
では、ここからは「過去」の意味合いを含まない
”would”の使い方をみていきたいと思います。
~するだろう(可能性)
ここまで“could”や“would”などで「可能性」
を表す表現について説明してきましたが、
“would”はさらに高い可能性を表しています。
度合いとしては80パーセントくらいです。
【例文】
She would be a great teacher.
(彼女は優秀な先生になるだろう)
「優秀な先生になる」可能性が高いと感じていることが
汲み取れますね。
~して頂けませんか?(丁寧な依頼)
先に“Could you~?”に丁寧な依頼の意味があることは
紹介させて頂きましたね。
同様に“would”を使って“Would you~?”の形でも
丁寧な依頼を表すことができます。
ただし、この場合“Could you~?”とはニュアンスが少し異なります。
使い方を説明しますね。
”Could you~?”には
「能力や物理的にそれをやって頂けますか?」
というニュアンスがあるのに対し、
”Would you~?”には
「気持ちの面で、問題なくそれをやっていただけますか?」
というニュアンスが隠されています。
言い換えると「快くそれをやっていただけますか?」
という感じですね。
【例文】
Would you tell me your name?
(名前を教えて頂いてもいいですか?)
shall
~しましょうか?(申し出)
自ら進んで何かをすると申し出るときの表現では
“Shall I~?”を使います。
自分が主体の表現なので主語は”I”になります。
【例文】
Shall I have your luggage?
(荷物をもちましょうか?)
(一緒に)~しませんか?(提案)
相手に提案を投げかけたり誘ったりするときには
“Shall we~?”という表現を使います。
「一緒にする」という意味が加わりますので
主語は”we”になるんですね。
【例文】
Shall we go shopping today?
(今日一緒に買い物にいかない?)
~すべき(確定)
これは口語ではほぼ使われない
義務を表す英語表現です。
法律や規則などを伝えるときの
堅い文章で見られる使い方ですね。
確定していてどうにもならないことを
表す感じですね。
【例文】
We shall comply with laws and regulations.
(私たちは法令を遵守するものとする)
should
~したほうがいい(アドバイス)
“should”というと日本語でよく
「~すべき」と訳されるのを見かけます。
実際にはその日本語の意味ほど
強いニュアンスはありません。
「こうした方がいい」とか「そうしないとね」という意味で
「結果的にやっておいた方がいいこと」に対して使われます。
【例文】
You should do it now.
今やっておいてほうがいいよ。
「後回しもできるけど、今やっておいた方が後々その人にとっていいな」
というニュアンスですね。
~なはずだ(確信)
「そうなっているはず」という話し手の主観的な確信や期待
表すときにも“should”が使われます。
色々な状況を考えて「そうなっていて当然」というニュアンスですね。
【例文】
Next Sunday should be OK.
(来週の日曜ならOKなはずだ)
must
~しなければならない(義務)
“must”の代表的な表現ですね。
自分の意志で「~しなければならない」と思ったときに
「義務感」を表す、強いニュアンスの表現です。
【例文】
I must finish this task by next week.
来週までにこの仕事を終えなければならない。
「人に言われたから」という訳ではなく、
「自身の意思としてそう思う」
というニュアンスが含まれるんですね。
ぜひ~しなさい(強いお勧め)
「絶対に~するべきだよ」と自信をもって
何かを強く勧めるときの表現です。
【例文】
You must go to the party.
(パーティに絶対行くべきだよ)
~に違いない(強い確信)
“must”は強い確信を表す場面でもよく見かけますね。
先に説明した“should”よりも
強い表現となることは皆さん大丈夫かと思います。
「きっと~に違いない」とか「~のはずだ」と
いうニュアンスです。
【例文】
She must have been crying.
(彼女は泣いていたに違いない)
~してはいけない(禁止)
”must”を否定形にして使うと
「禁止」の表現になります。
同じような表現で”Don’t~”(命令形)がありますが
どちらも圧力のかかった強い禁止を表しています。
You mustn’t cheat on him.
(彼をたぶらかすんじゃないわよ!)
まとめ
いかがでしたか?
助動詞にはそれぞれに意味合いがあり
一見同じような表現に思えても
微妙にニュアンスが変わってくるんですね。
これらの助動詞の持つニュアンスを
意識して使い分けるようになれば
自分の気持ちを相手に伝えやすくなるだけでなく
相手が伝えようとしている細かなニュアンスも
敏感に感じとることができるようになります。
そうしたら、相手との関係性も
より親密なものにできることでしょう。
皆さんもぜひこの助動詞の基本の9つを
しっかり使いこなしてくださいね!
今回は助動詞をまとめましたが、
文法知識を整理して
さらに表現力を磨くためには
次の記事も併せてお読みになることを
オススメします。
■使役動詞(have, make, let)の使い方のまとめ
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