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アメリカ英語とイギリス英語はどう違う?5つの文法的な違いとは?

 2018/10/10 英文法
この記事は約 7 分で読めます。 5,191 Views

元はイギリスからアメリカに渡って行ったので

同じだったはずですが、それぞれの土地の

文化や習慣によって、少しずつ変化して行ったの

でしょう。 

 

使われる単語、スペル、発音と

同じように文法も少し異なるところが

あるんですね。

 

本日はアメリカ英語と

イギリス英語の文法の違いに焦点を当てて

解説していきます。

 


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1. takeとhave の違い

「お風呂に入る」は take a bath

習いましたね。これはアメリカ英語なのです。

 

一方、

イギリス英語では have a bath と言います。

その他に、「休憩を取る」「腰掛ける」など

アメリカ英語で <take a  ~> 的なのは

ほとんど <have a ~ >と言い換えることが

できます。

 

アメリカ英語イギリス英語意味
take a breakhave a break 「休憩を取る」
take a seat  have a seat 「(席に)腰掛ける」
take dinner  have dinner  「食事を取る」
take a walk have a walk 「散歩する」

2.  「持っている」の have の使い方

アメリカ英語では have ですが 

イギリス英語では have got と言います。

映画などで聞いたことはありませんか?

 

アメリカ英語で 

「私には兄弟が二人います」

というときは

I have two brothers.  

ですね。

これがイギリス英語だと

I have got two brothers.

になるわけです。 

なんだか現在完了形の

ように見えて馴染みがないかもしれませんが

イギリスでは普通のことなので知識として

知っていた方が混乱がないですね。

 

もちろんイギリスで 

I have two brothers.

言っても伝わります。

 

疑問文もイギリスでは現在完了形のように

Have you got a pen?   

「ペン持ってる?」

のようになります。 

Do you have a pen?

ペン持ってる?」

ではないんですね。

さらに、「~しなければならない」の

have toもイギリスではhave got to

なります。

アメリカ英語:You have to study hard.

イギリス英語:You have got to study hard.

 

3.  shall の使い方

shall と聞くと思い出すのは、Shall we ~ ?

でしょうか。 「一緒に~しましょう」と

言いたいときに使う表現ですね。

これはイギリス英語もアメリカ英語も同じです。

 

「(自分が)~ しましょうか」というときは

Shall I ~?で習いましたが、

これ実はイギリス英語の言い方で、

 

アメリカ英語では

Should I ~ ? の方が一般的なのです。

「ドアを開けましょうか?」というときは

アメリカ英語; Should I open the door?

イギリス英語: Shall I open the door?

となります。

 

また、イギリスでは 未来形として使うとき

一人称(I we) は will の代わりにshall

使うこともあります。

 

「京都に訪れるつもりだ」というときは

アメリカ英語: I will visit Kyoto.

イギリス英語: I shall/will visit Kyoto.

 

4.  needの使い方

「~する必要がある」というときは

アメリカ英語でもイギリス英語でも

need toを使うのですが、否定文の

ときに イギリス英語では 助動詞の

ように扱って、need not (needn’t)

いうことがあります。

 

  明日は学校に行かなくていい」というときは

アメリカ英語:We don’t need to go to school tomorrow.

イギリス英語:We needn’t go to school tomorrow.

となるわけです。

 

5. 過去形と現在完了形

「現在完了形」には大きく分けると3つの

使い方がありましたね。

 

その1 ~したことがある(経験)

その2 ずっと~している(継続)

その3 ~したところだ(完了)

 

その1とその2の経験継続の使い方は

アメリカ英語もイギリス英語も同じなのですが

 

その3の完了の使い方にちょっと違いがあります。

アメリカ英語では 

この場合過去形を使うことが多いのです。

 

「鍵をなくして今も(出てきて)ない」ときは

イギリス英語では現在完了形で表しますが

 

アメリカ英語では 

過去形で表すことができます。 

 

しかし、これでは なくしたまま

見つかっていないか、

見つかって今はあるのかがはっきりしないため、

もう一文付け足す必要が出てきます。

「鍵を無くしてしまった」というときは

アメリカ英語:I lost my key.

                          I haven’t found it yet.

イギリス英語:I have lost my key.

 

どちらも「鍵をなくしたがまだ見つかっていない」と

いう意味です。 

現在完了形の方が便利ですね。

 

さらに、アメリカ英語では 

現在完了形とともに使われると習った、

副詞のjust, already, yet

過去形と一緒に使います。

 

「もう宿題は終わりました」というときは

アメリカ英語:I already finished my homework.

イギリス英語:I have already finished my homework.

 

となるので、どっちを使ってもいいことに

なりますが、日本の学校では間違いとされることも

あるので、気をつけましょう。

 

 

まとめ

本日は アメリカ英語とイギリス英語の

文法的な違いについて解説しましたが

いかがでしたか。

 

もう一度まとめると

 

1. takeとhaveの違い

アメリカ英語で take a ~ というのは

イギリス英語では have a ~ と言い換える

 

 

2.「持っている」という意味で使うhave

は イギリスでは 後ろにgot がついて、

have got になり、疑問文では 

Have you got ~ ? になる。

 

3. shallの使い方は 

イギリスではI we

ともに使うと 

willと同様未来の意味になる。

アメリカ英語では Shall I ~ ?

より Should I ~ ?   が好まれる。

 

4. need to

イギリス英語では否定の時に 

needn’t となる

 

5. 完了の意味での現在完了形

アメリカ英語では過去形を使うことが

多く、just, already, yet も

アメリカ英語では過去形とともに使うことができる

ということでした。

 

どれもどちらでなくてはダメ、とか 通じない、

ということではないので、自分で使うときは

使いやすい方を使いましょう。

 

知識として、頭の片隅に入れておいて

イギリスに行ったり、イギリス英語の映画を

見たりした時に、そういえば、と思い出して

いただければいいと思います。

 

本日は アメリカ英語とイギリス英語の

文法的な違いを説明しましたが

こちらもオススメです。

【中学英文法】実はこんな使い方も!英文法「現在進行形」のニュアンスをマスター!


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加藤 なおし

加藤 なおし

高校卒業後、「ユダヤ人たちに英語が上達する術を学びたい」
と思い立ち、ユダヤ人比率が高いニューヨーク州立大学に入学、
多くのユダヤ人教授や学生とともに学ぶ。
卒業後、経営コンサルティング会社勤務などを経て、
大手学習塾と英会話スクールで8年以上英語講師として活動。
その後独立して、動画を見ながらつぶやくだけで
英語が話せるようになるオンライン英語塾「加藤塾」を立ち上げる。
10歳から83歳の幅広い年齢層に対し、
英会話初心者でも短期間で英語が話せるようになる方法を伝えている。
語学を通じて世界を広げ、
なりたい自分を実現するためのお手伝いをしている

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