アメリカ英語とイギリス英語はどう違う?5つの文法的な違いとは?

元はイギリスからアメリカに渡って行ったので
同じだったはずですが、それぞれの土地の
文化や習慣によって、少しずつ変化して行ったの
でしょう。
使われる単語、スペル、発音と
同じように文法も少し異なるところが
あるんですね。
本日はアメリカ英語と
イギリス英語の文法の違いに焦点を当てて
解説していきます。
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1. takeとhave の違い
「お風呂に入る」は take a bath と
習いましたね。これはアメリカ英語なのです。
一方、
イギリス英語では have a bath と言います。
その他に、「休憩を取る」「腰掛ける」など
アメリカ英語で <take a ~> 的なのは
ほとんど <have a ~ >と言い換えることが
できます。
アメリカ英語 | イギリス英語 | 意味 |
---|---|---|
take a break | have a break | 「休憩を取る」 |
take a seat | have a seat | 「(席に)腰掛ける」 |
take dinner | have dinner | 「食事を取る」 |
take a walk | have a walk | 「散歩する」 |
2. 「持っている」の have の使い方
アメリカ英語では have ですが
イギリス英語では have got と言います。
映画などで聞いたことはありませんか?
アメリカ英語で
「私には兄弟が二人います」
というときは
I have two brothers.
ですね。
これがイギリス英語だと
I have got two brothers.
になるわけです。
なんだか現在完了形の
ように見えて馴染みがないかもしれませんが
イギリスでは普通のことなので知識として
知っていた方が混乱がないですね。
もちろんイギリスで
I have two brothers. と
言っても伝わります。
疑問文もイギリスでは現在完了形のように
Have you got a pen?
「ペン持ってる?」
のようになります。
Do you have a pen?
ペン持ってる?」
ではないんですね。
さらに、「~しなければならない」の
have toもイギリスではhave got toと
なります。
アメリカ英語:You have to study hard.
イギリス英語:You have got to study hard.
3. shall の使い方
shall と聞くと思い出すのは、Shall we ~ ?
でしょうか。 「一緒に~しましょう」と
言いたいときに使う表現ですね。
これはイギリス英語もアメリカ英語も同じです。
「(自分が)~ しましょうか」というときは
Shall I ~?で習いましたが、
これ実はイギリス英語の言い方で、
アメリカ英語では
Should I ~ ? の方が一般的なのです。
「ドアを開けましょうか?」というときは
アメリカ英語; Should I open the door?
イギリス英語: Shall I open the door?
となります。
また、イギリスでは 未来形として使うとき
一人称(I とwe) は will の代わりにshallを
使うこともあります。
「京都に訪れるつもりだ」というときは
アメリカ英語: I will visit Kyoto.
イギリス英語: I shall/will visit Kyoto.
4. needの使い方
「~する必要がある」というときは
アメリカ英語でもイギリス英語でも
need toを使うのですが、否定文の
ときに イギリス英語では 助動詞の
ように扱って、need not (needn’t) と
いうことがあります。
「 明日は学校に行かなくていい」というときは
アメリカ英語:We don’t need to go to school tomorrow.
イギリス英語:We needn’t go to school tomorrow.
となるわけです。
5. 過去形と現在完了形
「現在完了形」には大きく分けると3つの
使い方がありましたね。
その1 ~したことがある(経験)
その2 ずっと~している(継続)
その3 ~したところだ(完了)
その1とその2の経験と継続の使い方は
アメリカ英語もイギリス英語も同じなのですが
その3の完了の使い方にちょっと違いがあります。
アメリカ英語では
この場合過去形を使うことが多いのです。
「鍵をなくして今も(出てきて)ない」ときは
イギリス英語では現在完了形で表しますが
アメリカ英語では
過去形で表すことができます。
しかし、これでは なくしたまま
見つかっていないか、
見つかって今はあるのかがはっきりしないため、
もう一文付け足す必要が出てきます。
「鍵を無くしてしまった」というときは
アメリカ英語:I lost my key.
I haven’t found it yet.
イギリス英語:I have lost my key.
どちらも「鍵をなくしたがまだ見つかっていない」と
いう意味です。
現在完了形の方が便利ですね。
さらに、アメリカ英語では
現在完了形とともに使われると習った、
副詞のjust, already, yetも
過去形と一緒に使います。
「もう宿題は終わりました」というときは
アメリカ英語:I already finished my homework.
イギリス英語:I have already finished my homework.
となるので、どっちを使ってもいいことに
なりますが、日本の学校では間違いとされることも
あるので、気をつけましょう。
まとめ
本日は アメリカ英語とイギリス英語の
文法的な違いについて解説しましたが
いかがでしたか。
もう一度まとめると
1. takeとhaveの違い
アメリカ英語で take a ~ というのは
イギリス英語では have a ~ と言い換える
2.「持っている」という意味で使うhave
は イギリスでは 後ろにgot がついて、
have got になり、疑問文では
Have you got ~ ? になる。
3. shallの使い方は
イギリスではI やwe と
ともに使うと
willと同様未来の意味になる。
アメリカ英語では Shall I ~ ?
より Should I ~ ? が好まれる。
4. need to は
イギリス英語では否定の時に
needn’t となる
5. 完了の意味での現在完了形は
アメリカ英語では過去形を使うことが
多く、just, already, yet も
アメリカ英語では過去形とともに使うことができる
ということでした。
どれもどちらでなくてはダメ、とか 通じない、
ということではないので、自分で使うときは
使いやすい方を使いましょう。
知識として、頭の片隅に入れておいて
イギリスに行ったり、イギリス英語の映画を
見たりした時に、そういえば、と思い出して
いただければいいと思います。
本日は アメリカ英語とイギリス英語の
文法的な違いを説明しましたが
こちらもオススメです。
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